パラティーノの丘
パラティーノはローマの7丘のひとつで、市内で最も古い地区のひとつです。フォロ・ロマーノやコロッセオに近接し、考古学公園を形成しています。
これら3つの観光名所は、オンラインで予約できる単一チケットで回ることができます。
伝説によれば、ローマの起源はパラティーノの丘にあり、紀元前1000年頃からここに人々が住んでいたことが、複数の発掘調査で確認されています。ローマ神話によると、パラティーノは、雌狼がロムルスとレムスを見つけ、乳を飲ませた場所でもあります。
紀元前2世紀から1世紀にかけて、パラティーノは貴族たちの居住区に変わり、アウグストゥス帝の時代には権力の中枢として同皇帝を筆頭に、歴代皇帝の宮殿が建てられ、その後改修や増築がなされました。
現在では、保存状態の良い建物が少ないものの、見学者は、皇帝たちが住んでいた建物の遺跡を鑑賞し、その建築様式を想像することができます(最も良好な状態で残されているのが、アウグストゥスの家です)。
丘の上には博物館もあり、帝政時代の建物から出土した美術品や鉄器時代の墳墓から出土した品々が展示されています。
